配列の添字付け演算子は可換だよ

C/C++でプログラムを書いている人にはよく知られていて、改めてブログで取り上げる話題ではないと思う人もいるかもしれませんが、JIS規格に従うなら、添字付け演算子は可換ではありません。
X 3014 5.2.1/1

前の式は、“T へのポインタ”という型でなければならず、後の式は、列挙型又は汎整数型でなければならない。

とあり、JIS規格は明確に、前の式と後の式に異なる型を要求しており、可換ではありません。
もちろん、これは、JIS規格の間違いです。
ISO/IEC 14882は、

One of the expressions shall have the type “pointer to T” and the other shall have enumeration or integral type.

であり、前の式と後の式を区別していません。

JIS規格の誤り